5月に入り、さわやかな気候だと思っていたら、
あっという間に広島も夏日を迎えています
新緑がまぶしい5月18日(日)、今年度第1回目となる
ゆいぽーと農園での「親子農業体験」を開催しました
“ゆいぽーと農園”とは、呉市安浦町に2013年オープンした、
市民の方と地域の方で一緒につくる多世代交流の農園
休耕田の草を刈り取るところからスタートし、
たくさんの人の力をお借りして、二十数種の野菜を育てる畑に
今、見事によみがえっています

休耕田が・・・・(昨年7月)
↓

今は・・・

道具を入れる小屋や看板が立ち、
季節ごとの野菜の栽培と収穫を楽しむ豊かな農園になりました
この日は、13組30名の親子さんと、7名の農園サポーターの方が参加。
昨年から参加されているリピーターの親子さんも
はじめに、スタッフから挨拶と作業の説明をします。
車の往来に気をつけて、ぞんぶんに楽しんでくださいね

記念すべき今年初めての収穫はなんと・・・
イチゴ




ハウスの中で大切に栽培してきました。
真っ赤な実が可愛らしいですね。

お子さんたちが順番にもいで、ボウルに入れていきます。

よほど美味しいのか、元気な野生動物(イノシシ?)に
食べられてしまったイチゴもありました・・
スーパーや八百屋さんで売られている形のきれいなイチゴが、
大変な苦労があって育てられていることを実感します。

そして、今が旬の
スナップエンドウ

こんなにたくさん!ツヤツヤと光っています。
ハサミで、慎重にカットしていきます。



豆ごはんにしても、そのまま焼いても美味しい、
そら豆

茎が固いので、お父さん・お母さんたちにハサミで取っていただきます。




お子さんたちが自分から野菜を入れたカゴを台所に運んだり、小屋から道具を
取って来てくれたりと、とても積極的に参加してくれたことが印象的でした!
そら豆も、こんなにたくさんとれました!

お父さんたちには、クワを使って土を耕し、盛り上げて、
畝(うね)づくりをしてもらいました。

安浦町のさわやかな風が吹き抜ける中、
お父さんたちが汗を流して作ってくれた畝に、
「マルチ」と呼ばれる黒いビニールをかけていきます。

太陽の光が入らないように遮り、雑草が生えるのを防ぎます。

マルチにあけた穴の前に、お子さんたちが並び、
キャベツの苗を植えていきます



この日はじめて、苗を植えたところに、「○○さん」「○○くん」と
名前が書かれた名札を立てて、誰がどこに植えたかわかるようにしました。
カラフルな名札が緑の畑によくはえ、収穫の日への期待が高まります。
大事そうに水をかけて、何度も様子を見にくる子も

ちゃんと育つかな??
心配する気持ちが伝わります。
さて、お待ちかね、お昼ごはんの時間になりました
農園サポーターの方が朝早くから準備してくださり、
参加者のお母さん方にもおにぎりや配膳などを手伝っていただきました。
朝早くから、ありがとうございます
農園のとなりの「自治会館」に集合し、
農園サポーターの方に、今日のメニューを説明していただきます。
・地元、緑の里「いなし」でとれたお米でつくったおにぎり

・畑の玉ねぎがたっぷり入ったおみそ汁

・朝とれたてのサラダ菜、玉ねぎにイチゴをのせたサラダ

お子さんたちがモリモリ食べておかわりもしてくれました

「普段はこんなに野菜もおにぎりも食べることないんだけど」
「玉ねぎを生で食べたことなかったんだけど」
お母さんたちが、いつもと違うお子さんの様子を教えてくれました。
さっき畑でとれたばかりの野菜が、きっと格別なのでしょう
多世代交流、農業体験だけでなく、
お子さんの“食育”という観点からも、
これからたくましく生きるために
大事なことを感じる経験になっているでしょうか?
食事後の交流タイムでは、マイクを使って自己紹介をしました

「5回とも、必ず来たい」
「2歳の娘が小学生になるまで農園が続いてほしい」
との嬉しい感想もいただきました。
農業体験はこれからが本番
水やり、草取り、虫取りなど、農作業は休まず続きます
梅雨のジメジメにも、うだるような夏の暑さにも負けず

この日に植えたキャベツがちゃんと育つように願いながら、
次回を楽しみにしていてくださいね
第2回、農業体験・交流会は7月20日(日)に行います。
また元気に参加してくださいね
